「キカイジカケのキミ」 魔王ゆゆう様

レベル2〜5 短編

ちょっと変わった世界観。

依頼人不明の貼り紙は、宿の娘のノートパソコンに送られてきたメールを印刷したものだった。添付されたファイルを開いてみると、冒険者たちは不思議な空間にいざなわれていた。

切ない雰囲気が伝わってきます。NPC同士の恋愛色が強くて、独特な世界なので、そのときの気分によってやりごたえが違うかもと思いました。昔やったときは好きだったと記憶してます。

「信心と欲望と……」 マット様

レベル3〜4 ミドル

いい仕事はないかと宿でうだうだしていると、司祭が仕事を頼みにやってきた。異端審問会がエルフ族まで狙っているということを伝えに、森に行ってきてくれというもの。その森で司祭と友人であるというエルフの長に、司祭に危険が及んだときには助けてやってくれと頼まれる。その頼みを引き受けてリューンに戻ると、すでに司祭は異端審問会の手に落ちていた。これまた昔馴染みだという盗賊ギルドの男の手を借りて、司祭の奪還に臨むのだった。

とても丁寧な文章のせいか、BGMのせいか、あまりハラハラドキドキしなかったのがちょっと残念でした。熟練冒険者気分でいくとちょっと違和感も。適正だったら陽動作戦での戦闘はドッキドキで楽しかっただろうなと思います。NPCもたくさん。下っ端でも口調とかしっかりあったりして、丁寧だなーと思いました。

「畑荒らし」 マット様

レベル1〜2 依頼

小さな村から、何かに畑を荒らされているので助けてくださいとの依頼があった。

シンプルなものほど面白くするのは難しいだろうと思うのですが、こちらも面白いですー。選択肢に是か非かがあると、画面の前でうんうん唸りながら考えます。冒険者達に愛着があるので、どちらが彼ららしいかと。このシナリオではそんな葛藤がとても楽しめました。

「老魔術師のお戯れ」 丸平お園様

レベルなし

うわーい、こういうの大好きですー( *´艸`)

宿にいた変な客、魔術の実験台になってくれ、と言われ、危険もないということで承諾してみる。その結果…(笑) 元に戻るためには誰かにアレしてもらわないと!? もうね、冒頭のやりとりからして好みでした。一番左のPCが主人公に指定されるのと、最後のキーパーソンを選ぶのとで、全ての組み合わせで楽しみたいです。

「カレンの護衛(武道都市ハーゼン前編)」 巫女さん様

レベル1 ショート

怪我をした護衛の代わりにお嬢様を近くの都市まで護衛するお仕事。

初心者向けにか内心が多かったり、お嬢様がおっとり気味だったり、親父の非難から始まるあたりがちょっと合わなかったかも。でも都市のほうでは闘技場とかあるらしく、そちらは楽しみ!

「ライバル参上」 巫女さん様

レベル1 30分

弟子が実力もわきまえず強い相手を求めて困っている、という師匠からの依頼。

冒険者は振り回されるばっかりで、ライバルとはNPCでした。ちょっと寂しかった…。

「下水道の清掃」 巫女さん様

レベル3〜4 30分 兄貴

懐かしのダスキン・モップにまた下水道の掃除を頼まれ、しぶる冒険者だったが1500SPの高額報酬には勝てず依頼を請けることにした。またビホルダーが詰まっていると思わしきところにきてもなんともない。変だなと思いつつも扉を開けてみるとそこには…。

兄貴でした。

とても楽しんで製作しているんだなぁ、というのがよく伝わってきます。個人的には「W」の使いすぎがちょっと…でした…。

「スリードッグズナイト」 三井 絳樹様

レベル1〜5 中編 依頼

とても印象深く残っているシナリオです。

他の冒険者が依頼を遂行するために出した依頼を請けて、一緒に遺跡に入って宝玉を手に入れます。そのNPC冒険者の物語ですね。最後に明かされるNPC視点の話は必見だと思います。

「黒く光るヤツ」 深月様

レベルなし 探索

楽しかった♪ 依頼人の別宅に出た「ヤツ」をスリッパで叩いて(クリックして)駆除していくお仕事。目の前にいるのから隠れてるのまで、隅々まで探しましょう。冒険者たちの会話も楽しかった。

「白と赤」 南方様

6人推奨 推理ノベル

果樹園に出没する狼の退治、よくある依頼をこなして帰ろうとしたとき…。突然起こってしまった事件、濡れ衣を着せられた冒険者達のとった行動は?

面白かったー! 立ち絵も素敵で、会話もいろいろ楽しいです。推理のところはちょっと字が多くて疲れましたけど、面白かったー!なんか、会話や描写に人間らしさ・冒険者らしさが溢れてる感じで。すごく良かったです。

「時の翼」 水無月様

レベル?

古の塔に棲む「時空鳥」の羽をとってきてくれ、という依頼。

いかにも塔!なマップを登っていって、仕掛けをといて鳥の住処に到着。羽を拾おうと思ったら謎の敵に襲われて。対象レベルが見当たらなかったけど低めの設定なのか、あっさりとした感じで。でも最上階に着くまで楽しかったです。

「こびとのなくしもの」 水無月真白様

レベル1〜3 依頼

小人がなくしたあるものを探せ☆

人々とのやりとりが楽しいシナリオです。シリーズ化して欲しいな〜。

ブルースカイ狂詩曲』 みん様

レベルなし(張り紙は3〜8) 1時間弱 2人用(おバカコンビorバカップル推奨)※人数調整不要

【 明日は大事な依頼の日なのにあのバカは—— 】

んんん! 良くも悪くもすごくよかった!! 苦労症の主人公とおバカな相棒。誰でプレイしようかなと選ぶところからもう楽しい♪ ツッコミ冴え渡る子供参謀を主人公に、陽気なムードメーカー盗賊を相棒に、したら配役ぴったり!! とくに相棒を盗賊にしたのがドハマリで、依頼中に主人公が気付かないものを探し当てたりして、さすがの盗賊でした(笑)

張り紙を見て依頼前日のドタバタかと思ったら、前日に相棒が1人で準備していたときのなんでもないことが、当日に困ったことを引き起こすお話でした。宝物を盗むと脅迫があった別荘の警備の依頼で、探索あり・謎解きあり・侵入者ありな、やりごたえ特盛り! でした。ところどころ納得いかない部分もありつつ…、でも主人公と相棒の言動や心情の動き、あんなことになっちゃった相棒の様子も微笑ましかったりでとても楽しめました。イメージ的には駆け出しから中堅には届かないくらいかなぁ。そしてラスボス的な女性がキライ! 怪しすぎるもんこいつ絶対悪いやつでしょ!? こっちがいつものメンバーだったら返り討ちにしてやったのに!! と憤慨しつつ、続編があるなら、正体とか明らかになっていくのかな〜と楽しみでもあります。

『何事もない一日を』 むぅ様

レベルなし 2人↑ 10分 読み物

【 大人しく帰りを待つだけでいいという、留守中の自宅警備の依頼 】

切ない…!

途中で依頼人の言いつけを破るシーンがあるので「うちの子はこんなことしなーい!」と思いつつ…。でもそれは次々明かされる事実にどうでもよくなりましたっ そもそもちゃんと依頼の本当の目的を言ってくれればよかったのに! と思うけど、そうすると真実にたどり着けないんですよねぇ。今後の依頼人たちのことを思うと、切なさしかありません…。

見知らぬ少女』 無動時 らいむ (現HN:らいんむぎむぎ)様

レベルなし 6人専用

【 一人、見知らぬ少女に出会って 宿で仲間と再会し… 】

寝坊した左端冒険者が置いてけぼりにされ、他の5人は依頼を受けて出払っているという、個人的解釈違いから始まりましたが別行動は大好物なのでとてもワクワクする始まりでもありました! 女の子供冒険者だったのでNPC少女と友情エンドみたいになりました。ちょっと抜けたところのある若者男性も似合うかもしれない。

置いて行かれた冒険者が街をぶらついていて出会った少女。訳ありのようなので宿に連れて帰ると、突然の暗殺者が登場。このへんからドンドンドンと話が進んでいきます。仮面の暗殺者がカッコよかったなー。ネタバレしないほういいタイプのお話だと思うのであまり書けませんが、少女とのやりとりが丁寧で、最後にはもう少女のことが大好きになってました。進行がもたつく感もあったけど、少女の表情の変化とか良いなと思いました。少女もそうだし、仮面の暗殺者にもまた会いたいな〜。

雲の切れ間』 ムニン様

レベル6〜7 一人用

【 化け物の退治を依頼され 或る山村にやってきた 】

とっても良かったぁぁぁ!! NPCの少女が健気で…!(涙) 化け物のモノローグから始まったので、退治するのに罪悪感を抱くタイプかなと思ったけど、村長の話を聞いたらそれなら仕方ないなぁと思ったけど、少女への酷い扱いを鑑みるに化け物の味方をしたくなるけど…、といった感じでとても情緒が揺さぶられました。文章が好みで、可愛いカード、シルエットだけの村長と話し声だけの村人がまた閉塞感を増していて、じっくり味わいながら楽しみました!

「雨音のたずね」 むるえだ様

1〜3レベル 3人↑ 短編

【 配達依頼の帰りに雨に降られ宿をとっていた冒険者たちに何者かの訪ねがあった 】

まさか、まさか、まさかの展開。冒険者たちを訪ねたのはまさかの村の守り神でもある精霊で、増えすぎた火精をなんとかしてくれという依頼。聖北の司教が来ているという噂も小耳に挟みつつ、精霊と協力して依頼を遂行してく。火精が増えた原因というのがまさかの司教に恨みがある男で。冒険者たちに復習を阻止された男はまさかの魔人化をして…。

この男が出てくるところからが急展開で、あまり村を散策しなかったから聞き逃した話とかがあったのかな。

「世界地図 第一章 ファルア」 もぐら様

レベル1〜3 中編 シリーズ

依頼を終えた冒険者達が迷子の末にたどり着いた村で、「成人の儀式」なるものを手伝ってくれと言われて軽く請け負ったところから長い旅が始まる。

NPCが面白おかしく、人によっては好みが分かれるところかもしれません。謎解きをしながらヒントを得ていって進んでいくのが楽しいです。本棚の本の内容が面白くて好きです。

「世界地図 外伝 あいすのおつかい」 もぐら様

中編 依頼

世界地図シリーズのNPC「あいす」にお使いをさせて、番組のグランプリを狙おう! 冒険者達に依頼されたのは、そのビデオ撮影と買い物の誘導。

さて、どんなお使いになるのやら? 本編とは直接関係がないそうで、こちら単発でも楽しめますが、やっぱり本編をやってたほうが入りやすいですね。個性的なNPCだし。こういう平和な依頼も好きです。

「客船」、或いは「楽園」』 木綿豆腐怪獣様

レベル7〜10 高難度戦闘

【 村に突如現れたあれの破壊依頼 】

いろいろ唐突で何が何やらでしたが、なんでもない村に突然、巨大な? 船のようなものが現れ、人間を粒子にして取り込んでるの…? でも玉を攻撃しなければ何もしないって言ってたような…。4色の玉と客船。緑髪の裏切り者が教えてくれたとおりに戦ったら、難しいことはなく倒せました。装備はややチートだと思うのでアレですが、ルール的な意味で。

「魔導書解読の依頼」 森野詩愛様

レベル4〜6 6人 30分

【 魔導書を解読してくれる冒険者を探しています 】

ある理由で学者に解読できない魔導書を、冒険者の1人が解読できそうだとわかり。それ以外のメンバーは手が出せないため、適当に時間を潰していた。あまり時間がかからず解読作業は終わりそうだと言うが、様子が少しおかしいようで…。

シナリオ内での別行動ってわくわくしちゃうー(*´∀`) わりと王道かなと思いますが、それ故の入り込みやすさと言いますか。解説に「ストーリー上のPCの性格設定」について注意書きがありましたが、うちの冒険者たちにはばっちりハマリました! それもあって、すごく楽しめました〜。

問題の魔導書をどうするか。最後の決断は、やっぱりいつも通りすごく悩んで、ベストではなかったなか〜と思ったんですが…。まあ、後悔はしてませんっ その後は気になるけど…。あれ? そういえばあのNPCはなんだったんだろう、別の選択をすれば何かあったのかな…?

「犬と少女と魚と」 もりりん様

レベル?

独特なテンションとノリで進んでいき、最後にしっとりエンディングを迎えました。

犬を探して、とかろうじて読めるような依頼書を見ていたら、元気のいい女の子が依頼人は自分だと言ってきた。話を聞いていたら突然、変態の誘拐犯が襲ってきて…。なんとかやりすごし犬探しを始めた一行だった。

犬を探すために、アレを手に入れてココで使って、と奔走するんですが、これがまた笑いを誘います。最後にまた誘拐犯や黒幕と戦うんですが、そのまえの薬作りも面白かったです。ただノリとか雰囲気とか、合わない人は合わないだろうなと思いました。

「博物館警備」 もる様

レベル1〜 探索

大泥棒から予告状が送られてきた。代々集めたものを展示しているという博物館の幻の宝石を盗むという。実はこれ、持ち主さえもその所在が分からない。でも地下にあると思われるので、そこへの侵入を防ぐことが警備の目的となるだろう。ところがあっさりと侵入を許してしまって、大泥棒を追いかけ、謎を解きながら扉を開いていくことになった。

謎解きは簡単でしたが、最初うっかり閉じ込められてゲームオーバー。あまりにやるせなかったので2度目のプレイをしてしまいました。2回目は捕らえることが出来ました。よかった。

「ワナ罠」 Magus様

レベルなし 6人 短編

【 防犯の知識に長けた者を求む 】

すごい面白かった!

地下からお宝が見つかったので絶対に盗まれないように防犯を施してほしいという依頼。また、別行動していた盗賊役が単独で受けた依頼は、ある宝を奪取してこいというもので。罠の仕掛け方は簡単な操作で出来て、罠の発見や解除とかの判定がダイスで行われて、なんだかすごく楽しい。仕掛けた罠が優秀過ぎて盗賊役には涙をのんでもらいました…(笑)

「銀斧のジハード」 Mart様

レベル4〜6

こちらも好きな、印象に残っているシナリオです。

依頼を終えて帰る途中、現れたのは傷を負ったドワーフだった。手当てをして、頼まれごとをして。さて、このあと、どうする? というお話。

ドワーフがすごくドワーフっぽいのです。個人差はもちろんあるでしょうけど、カード画像とか、しゃべりとか、行動とか、ドワーフー!って感じで大好きです。いつかきっと遊びに行きます…!

「美しき世界」 Masyu様

レベルなし 4人↑ 10分 読み物

【 初めて冒険に出たときのことを覚えていますか? 】

引退を考えてるPCはいないので少し違和感があったけど、後を引くしっとり感でした。

あの頃の輝きを失ってしまった一人の冒険者。無事に発見出来たが空っぽの宝箱を見てふいに引退を考える。求めていた非日常はいつのまにか輝きをなくしていた。冒険者を続ける意味はあるのか…。

それを気づかせてくれたのは、やはり苦楽を共にする仲間だった。

「森に生きるものとして」 Masyu様

レベル3〜5 4人↑ 30分

【 その森は古くからそこにあり 生きるものを育んでいた 】

おぉ、前置きからして引き込まれます。

情報屋から買った遺跡の情報は、宝箱に入っていた腹の立つ手紙によって騙されていたことがわかった。腹は立ったが帰り道、行きに寄った村でのご馳走を思い出すうちにどうでもよくなってくる。ところがその村に着いてみると様子がおかしい。ここから物語が始まるって!

村人と森のエルフが騒動を起こし、エルフから森の恵の略取を禁じられたという。なんとかしてほしいと頼まれたが…。騒動と言っても悪意はなく、言葉が通じない故の誤解であるらしい。交渉に行った森の奥、エルフの住まう地に思わず「わぁ!」と声が漏れました。とっても素敵な背景! しかし話を聞くと、村人のほうが悪いなぁ。更に話を聞くと、それにもまた事情があるらしく、その原因究明・解決をもって手打ちにしてもらうことに。

一行は手がかりがあるかもしれないという、森の泉に向かった。そこにいたのはまさかの。

無事に解決できたー(*´∀`) いろいろありました。洞窟探索もあって、そこではまさかのPT分断。ええ、ほんとにビックリでした。他にもいろいろあって楽しかったです。

「嘘つきロッコ」 Masyu 2008様

レベル1〜3 30分

村に帰るのに護衛を頼みたいという商人の依頼。報酬は安いけど、村では美味い羊肉が食べられるという。それじゃあせっかくだから、と請けることにした冒険者たちは無事に着いた村で「ゴブリンが出た!」という叫びを耳にし…。

うはー、よかったです。特に文章とか描写とかすごく好きでした。いろいろ丁寧だなーと、じっくり読みつつ雰囲気を味わいつつ。狼少年がテーマのマルチエンディング。くまー!に笑いつつ、おおっとなったラスボスを撃破。高レベルなので戦闘ではあまり興奮できないのですが、お話がいいとそんなこと気にもならず楽しいです。

「時紡ぎ」 M.Mori様

レベル1〜3 1人用 中編

滅多にやらない1人用だけど、これは特別!

霧の沼地を通ること、それが高報酬の依頼の条件だった。仕方なくその道を行くと、前方からやってきたのはなんと…。

初めてやったときは「混乱するけど面白い!」でした。選択肢も選びがいがあるし、まとわりつくような雰囲気もいいです。