Diabloと私

私がDiabloと出会ったのは、高校1年とか2年とか、そのくらいでした。

兄が友人からディスクを借りてきて、当時、私のPCのほうが性能が良かったので「ちょっとPC貸してくれ、面白いからお前もやってみろ」という兄の言葉が最初のきっかけでした。まあ、とりあえず兄がゲームをする様子を後ろで見ていようと思ったわけです。が、「こんなの怖くて出来ないよう!!」決断は早かったです。

とにかく怖かった。当時のノート液晶は横から見るとグロさが増すし。敵が自分に向かって、こっちの行動なんかお構いなしにやってくるのも怖かった。「ハイドライド3」というゲームで遊んだことはあったけど、これも敵はある程度勝手に動いてたけど。自分より格上の敵はすべて兄に倒してもらってた私(このとき小学生)には、無理だ!

でも、兄が楽しそうにやっていると、ちょっとずつ興味がわいてくるんです。だいたいいつもそんなパターンなんです。そして意を決してやってみると、怖いけど楽しいかもしれない、地獄への一歩でした。怖いけど、倒せると楽しい。勝手に動く敵が、魅力的にさえ思えてくる。

さらにある程度慣れてきた私に兄が「PKしよう」と言い出し。なんだか環境も整っているし。ソーサラーでいいよっていうし。チェインライトニング打ってるだけでいいならいいかなとか思ったのが甘かった。

一人は1Fから、一人は5Fからスタートして、出会ったところが戦場なのです。

お互いノートPCだったので画面が見えないように配置してプレイします。ソルジャーの兄は電気に耐えつつ向かってきたり、壁の陰から現れたり、あっさり殺されました。…当時から下手なのは変わってないってことですね。

その後、「HELL FIRE」が出たりとはまりにはまってソーサラーがLv50に達したり。この頃には兄はほかのゲームやら何やらをしていたり。余談ですが、さすがにDiaにも飽きてきたかなという頃、今度は兄が「ルナティック・ドーン」を持ってきたのです。またしてもはまりました。家系図とか自分で書いたりしました。すべてのエンディングを見ました。宝玉も全部集めました。家もデカくしました。あぁ、楽しかったなぁ。

なので、Diablo2には乗り遅れました。ついでにネットデビューも遅かったです。Dia2にはまったのは結婚する前くらいからですね。2000年くらいかな。ダンナ(当時彼氏)にDia1を勧めて、「2が出てるじゃん」と先を越されました。しばらくして私も追いつけ追い越せで始めて、しばらくはTCP/IPでプレイ。結婚して脱同居をしてネットつないでからは、もう。あの頃のIN率の高さは並じゃない。アホだ。

レルムに進出してもすぐには知らない人とプレイはしなかったですね。ダンナと二人でやってました。何をどうしていいかもわからなかったので。でも、どうしてもHELL-ACT5がクリアできなくて、ついにある行動に出ました。HELP部屋作成。まだRを知らなかった時期です。すぐにブリ持った尼が来てくれました。やたらと弓矢がいっぱい出ます。09時代です。

感動しましたよ! こんな尼になりたい! 本気でそう思いました! 儚い夢でしたけどね。そんなこんなでしばらくはHELPしてもらったり、思い切って知らない人と育成したりしました。チートとか何も知らなかったけど、いや、知らないからこそ、楽しかったなぁ。

最初はソサばっかりやってた気がします。ソサ男の名残だと思われます。今ではすっかり尼しかやってませんけど。

あるときロビーで人の会話をROMしていたら、「R」という話題で盛り上がっていました。よくよく見ていると有名な集会所らしいのが分かって、検索して辿り着きました。新たなDiablo Lifeの幕開けです。そういえば、この頃はよくロビーで牛部屋募集してたなぁ。

トレードしたり、ヘルプしてもらったり、お友達ができたり、師匠が出来たりと、世界が広がりました。嫌なことや失敗したこともたくさんあるけど、やっぱりDiabloは私にとって大切な思い出深いゲームです。

Diablo人口が減ったり、マンネリ化したりと先は明るくないかもしれませんが、新しいMMORPGには負けません。なにより「課金臭」が一切しないのがいいじゃないですか! 適度なレベル上限があるので気軽に趣味キャラとか作れるし(作ってないけど)。Gem合成やクラフト、ルーンワードなど、装備も個性的だし(強いものに偏るけど)。

とにかく、Diabloが大好きです!